【蛛】 12画 虫(6) 準1級
[音] | チュ |
チュウ | |
シュ |
[訓] | くも |
《意味》
「蜘蛛」に用いられる字。
【蛛形類】ちゅけいるい
クモ形類ともいう。節足動物の中で昆虫綱に次ぐ大きな綱で,8万5000以上の種が知られているといわれる。サソリ・クモ・ダニなど。
【蛛網】ちゅもう
クモが張る網状のもの。蜘蛛の巣。
【蜘蛛】くも
クモ類に属する節足動物。
Wikipedia「クモ」
《蜘蛛の子を散らす》くものこをちらす
大勢の人がそれぞればらばらの方向に逃げ散るたとえ。
「算を乱す」
《蜘蛛の巣で石を吊る》くものすでいしをつる
とうてい不可能なことのたとえ。
また、きわめて危険なことのたとえ。
「危うきこと累卵の如し(累卵の危機)」「一髪千鈞を引く」
《蜘蛛は大風が吹く前に巣をたたむ》くもはおおかぜがふくまえにすをたたむ
蜘蛛は本能的に天候の変化を予知し、災難を未然に防ぐということ。
転じて、災難を予防するたとえ。
「狐は雨の降る前に穴を塞ぐ」と、続けていう場合もある。
「鵲巣風の起こる所を知る」「熊深山を出れば大雪降る」
【蜘蛛手】くもで
クモの足のように八方に分かれていること。
また、物事が入り組んだり、交差したりしていること。
「蜘手」とも書く。
【蜘蛛膜】くもまく
脳や脊髄を包む3層の髄膜のうち、中間にある繊細な半透明の膜。
Wikipedia「クモ膜」
【蜘蛛膜下出血】くもまくかしゅっけつ
クモ膜の下の血管が破れて、脳脊髄腔内に出血すること。
激しい頭痛やはきけをともない、しばしば意識を失う。
Wikipedia「クモ膜下出血」
【斑蛛】じょろうぐも
コガネグモ科の節足動物。腹部に黄色と青黒色の帯があり、側面後方に大きな赤い斑点がある。
Wikipedia「ジョロウグモ」
「女郎蜘蛛」「上﨟蜘蛛」「絡新婦」とも書く。